
マンスリーマンションとは?様々なシーンで選ばれる3つの理由
マンスリーマンションとは、数ヶ月の短期で借りられる物件のことです。家具家電付きで入居してすぐに暮らせるところが魅力ですが、具体的にはどのような特徴があるのでしょうか。また、ホテルや一般的な賃貸マンションとは具体的に何が違うのでしょうか。
この記事では、マンスリーマンションの特徴や契約の流れについて解説し、賃貸マンションやホテル、ウィークリーマンションとの違いについてもご説明していきます。
マンスリーマンションとは?
マンスリー(monthly)は、英語で「月1回」「毎月の」「1ヶ月間有効の」という意味です。つまり、マンスリーマンションとは、1ヶ月~数ヶ月の短期滞在向けの賃貸マンションのことを指します。
- 1ヶ月(30日)〜数ヶ月の「月単位」で滞在できる
- 部屋自体は普通の賃貸マンションと同じで、家具家電が備え付けられている
- 契約がシンプルで最短即日入居OK
契約期間は1ヶ月(30日)以上であれば、必要な月数だけ住むことができます。期間に関しては、延長が必要な場合も相談に乗ってもらえることがほとんどで、月額からはみ出た分については日割で賃料を計算してもらえます。
マンスリーマンションは、建物や部屋自体は一般的な賃貸マンションと同じですが、あらかじめ家具家電が備え付けられています。また、審査や契約が非常にシンプルで敷金礼金などの初期費用もかからないため、必要なときに最低限の費用ですぐに入居できるところも魅力です。
マンスリーマンションはどんなシーンで使われているの?
マンスリーマンションは法人・個人問わず、様々なシーンで活用されています。一時的な住まいが必要になるシーンは意外と沢山あり、中でも、新型コロナウイルス以降はテレワークやリモートワークの需要の高まりを受け、書斎や作業スペースとしてマンスリーマンションを活用する事例が増えています。
マンスリーマンションはこんな人におすすめ
マンスリーマンションが適しているのは次のような人です。
- 期限のある滞在で、短期間だけ住みたい
- できるだけすぐに生活を始めたい
- 敷金礼金などの初期費用を抑えたい
- 家具家電を新しく購入するのはもったいない
- 別で家があるため、住民票を移したくない
ホテルステイよりは長期で利用したいが、引越しではなくあくまで「滞在である」というケースにおいて、マンスリーマンションは非常に便利な選択肢です。
法人の利用シーン
- 長期出張の滞在先として
- 社宅として
- 外国人社員の日本での拠点として
- 社員研修の拠点として
個人の利用シーン
- 自宅をリフォームしている間の仮住まいとして
- 同棲する前のお試し期間として
- 家族のお見舞いが必要になったときに
- 趣味や個人事業の活動スペースとして
- 本格的に一人暮らしを始める前の試し住みとして
- 就職活動や受験の際の拠点として
マンスリーマンションの契約の流れ
マンスリーマンションの契約の流れはシンプルです。一般的な賃貸物件の契約よりも簡単で、ウェブやメールで完結する会社もあります。細かい部分は管理会社によって異なりますが、おおまかに下記の流れとなります。
- 物件を検索して、空室確認
- 本人確認書類を用意して申し込む
- 審査の結果が出たら入金する
- 鍵を受け取って入居する
普通の賃貸契約では審査に数日から数週間かかることもありますが、マンスリーマンションなら最短即日で審査を終えることができます。
マンスリーマンションの探し方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
マンスリーマンションが選ばれる3つの理由
マンスリーマンションが選ばれる理由は主に、費用、契約、設備面の3点にあります。
一般賃貸よりも初期費用が安い
マンスリーマンションの契約では、通常の賃貸契約で必要になる敷金や礼金などの初期費用がかかりません。通常の賃貸契約では初期費用として賃料の半年分程度が必要になることが多いですが、マンスリーマンションは基本的に「賃料と清掃費のみ」で入居できます。
マンスリーマンションリブマックスの場合に必要な初期費用は以下の通りです。
- 賃料
- 原状回復費
- マンスリーパック
水道光熱費やインターネット代、設備費などは賃料に含まれている場合もあれば、別途で支払う場合もあります。管理会社によってルールが異なりますが、いずれの場合も一般的な賃貸マンションの初期費用よりは大幅に安く済むでしょう。
短期契約OKで必要な期間だけ住める
通常の賃貸は2年契約がほとんどですが、マンスリーマンションは1ヶ月(30日)〜数ヶ月の必要な期間だけ住むことができます。受験や出張、リフォーム中の仮住まいなど、数か月だけ住みたいというニーズにぴったりです。
また、必要があれば滞在期間を延長できるのもマンスリーマンションの魅力です。次の入居者がいなければそのまま延長することも可能ですし、同じ部屋での延長が難しくても、似た条件の他の部屋を紹介してもらえる場合があります。
家具家電などの生活必需品が揃っている
マンスリーマンションには、家具や家電などの日常生活に必要なものがあらかじめ備え付けられています。短期滞在にも関わらず新しく家具家電を購入するのはコストがかかるだけでなくもったいないですが、マンスリーマンションなら処分の心配をする必要もありません。
備え付けられている設備は管理会社や物件によって異なるため、入居の前に確認しておく必要がありますが、ほとんどのマンスリーマンションに備え付けられている基本の家具家電は下記の通りです。
- エアコン
- テレビ
- 洗濯機
- 電子レンジ
- 冷蔵庫
- カーテン
- テレビ台
- デスクと椅子
- ベッド など
マンスリーマンションの設備について、詳しくはこちらの記事で解説しています。
さらに、オプションでレンタル・購入できる備品には下記のようなものがあります。基本的な家具家電以外は自分で持ち込む必要がありますが、消耗品や便利家電についてもレンタル・購入できる場合があるので、確認してみてください。
- アイロン
- モバイルルーター
- 空気清浄機
- 追加布団
- 追加のキッチン用品 など
マンスリーマンションの滞在時に持っていくと便利なアイテムについては下記の記事で解説しています。
マンスリーマンションのデメリット
短期滞在に便利なマンスリーマンションですが、もちろん万能ではありません。入居の前に、デメリットもよく確認しておきましょう。
長期滞在では割高になる場合がある
家具家電が用意されており、初期費用がかからないマンスリーマンション。ですが、月々の賃料は長期間住むことを想定した設定ではありません。そのため、長期にわたって住む場合は一般的な賃貸物件を契約した方がコストを抑えられます。
【参考】マンスリーマンションの家賃相場
ざっくりとした参考相場ですが、東京都の場合、一般的な賃貸物件(1R・1K)の家賃相場は6万〜11万円程度、同条件のマンスリーマンションは10万〜15万円程度です。大阪や福岡など他の都市部になると、地価の関係で家賃相場はもう少し安くなります。大阪や福岡の場合は、マンスリーマンションで6万円〜10万円ほどが家賃相場です。
内見ができない
マンスリーマンションは基本的に内見ができないため、自分の目で部屋を確認してから入居したいという人にとっては不安材料になるかもしれません。管理会社によっては独自にオンライン内見サービスを行なっていたり部屋内の動画を配信したりしている場合もありますが、個別で気になる点があればチャットや電話で確認する必要があります。
自分で家事をする必要がある
マンスリーマンションは、ホテルとは違ってすべての家事を自分でする必要があります。家事をする余裕がないことが予想される場合は、ホテルのロングステイプラン等を検討した方がいいかもしれません。
マンスリーマンションのデメリットについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
マンスリーマンションと賃貸マンションの違い
マンスリーマンションと一般的な賃貸マンションは、部屋の選び方や間取り、水回りなどの設備自体は同じですが、想定する用途が異なるため、契約方法や料金体系、備品の充実度には大きな違いがあります。
マンスリーマンション | 一般的な賃貸マンション | |
---|---|---|
契約期間 | 1ヶ月~短期OK | 基本2年契約 |
家具・家電 | すべて揃っている | 自分で用意する必要あり |
初期費用 | 敷金・礼金なしが多い | 敷金・礼金・仲介手数料が必要 |
家賃 | 家賃 割高(月額約175,000円) | 割安(月額約122,500円) |
光熱費・Wi-Fi | 家賃込みが多い | 自分で契約・支払いが必要 |
住民票登録 | 原則不可 | 登録可能 |
解約のしやすさ | 柔軟に解約可能 | 途中解約に違約金が発生する場合あり |
短期滞在の場合、特に家具家電の有無と初期費用はトータルコストに大きく影響します。
こんなときは賃貸マンションがベター
下記のようなケースでは、マンスリーマンションよりも賃貸マンションをおすすめします。
- 長期間(1年以上)の滞在になる可能性が高い
- 初期費用がかかったとしても、長い目で見て月々の家賃を抑えい
- 引越しとして入居するため、新しい住所に住民票を登録したい
マンスリーマンションと住民票については、こちらの記事でも解説しています。
マンスリーマンションとビジネスホテルの違い
短期滞在向けの施設として、ビジネスホテルがあります。基本的には、数日の滞在であればビジネスホテルが、数ヶ月〜半年の長期の滞在であればビジネスホテルの方が割安になります。ただし長期の場合でも、最近は1ヶ月単位のロングステイプランを用意しているビジネスホテルもあるので目的に応じて比較検討してみてください。
マンスリーマンションとビジネスホテルのロングステイプランを比べた場合、費用感はそこまで大きく変わらないため、比較のポイントとなるのは設備です。自炊をして家のように過ごしたいならマンスリーマンション、手軽に滞在するならビジネスホテルがおすすめです。
こんなときはビジネスホテルがベター
- 滞在中に家事や自炊をする余裕がない
- リネンの取り替えや清掃をやって欲しい
- 滞在中は「自宅同様」よりも「特別感」を味わいたい
マンスリーマンションとウィークリーマンションの違い
マンスリーマンションとウィークリーマンションのサービス内容はほとんど同じです。異なるのは「最短契約期間」です。マンスリーマンションは最短1ヶ月を契約期間としていますが、ウィークリーマンションの場合は最短1日から契約可能な物件もあります。
法律的な意味は違うが、宿泊者視点での違いはほぼない
マンスリーマンションとウィークリーマンションは厳密にいうと旅館業法的に異なる業務形態なのですが、ユーザー視点では物件の設備や料金に大きな差はないので、表記上の違いと認識しても差し支えないでしょう。
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